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2017年4月14日金曜日

アイルランドで髪を切る

先日、久しぶりに髪を切ってきた。




前回切ってもらった時は、



「せっかくアイルランドいるんだから、現地の美容院行きたい!」

って感じで、現地の美容院で切ってもらった。


しかも、人生で二回目の、パーマも入れてもらった。


その時の話を少ししたい。

その時は結局、三件の美容院を巡った。



なぜ三件巡ったか。


初めの一件目は、その時住んでいたホストファミリーのホストマザーに
近くにある美容院を教えてもらった。


しかし、行ってみると、

「ウチはパーマできないの」
的な感じで断られ、近くにある別の美容院を教えてもらった。


二件目に行って、
こういう感じにしたい
と、写真を見せるも、


中々に険しい表情。


「やってみることはできるけど、
この写真のようにはなるには時間かかるかも。
なぜならパーマあてた後おそらくあなたの髪は、、」




カーリーカーリーになるから。」




的なことを言われる。

この

カーリーカーリー

という表現を聞いて、恐れおののいてあきらめる私。


おそらく

パンチパーマレベルでパーマあてられるんじゃないか、

と不安だったのだ。

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curly:

1.巻き毛の,カールする.
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日本人は、繊細だと思う。


繊細という言葉は綺麗すぎるかもしれない。
もっと低く言うと、


「細かいことを気にする」性格が他国より根強い

と思う。
(あくまで個人的に。)



これは良い面も悪い面もあるので、
このことについてはここでは語れない。
てか語るほど知識も気力も生気もない。


なので、なにが言いたいかというと、
今回の様な美容院のケースでは、
日本人は細かい仕上がりを気にするだろうが、
アイルランド人はそこまで気にしない様な気がする。
ということだ。
(あくまで私の思い込みにすぎないと強く言っておくが)

現に、聞けば、こちらの国では、すきバサミも存在しないとのこと。

「髪をすいてボリュームをおとす」

なんて考え方がないのだろう。


だが、

そのアイルランド人でさえ、



カーリーカーリーになるわよ?」



と忠告してきたのである。



それはもう、さぞやカーリーカーリーだろうと。
ビビったのである。私は。


そして、こっちの人でさえ言う
「カーリーカーリー」はおそらく日本人からしたら、




パンチパーマ」だと解釈したのだ。



パンチパーマでダブリン市内を歩ける気がしなかった私は
三件目を探す。


ここは何となくいつも自分が買い物しているTESCO(アイルランド超御用達スーパー)
の隣にあって、出来たばかりのかなりお洒落な外装&内装だったので、
何となく突入してみたのだ。


受付で写真を見せると、


「大丈夫よ、じゃあ日にちを決めましょうか」


みたいな感じでサクッと通った。



そんでいざ当日、担当の女性に写真を見せると、

「わかったわ」


みたいな感じでサクサクと。

あら?なんかいい感じじゃない。と。


しかもこれ、どんでん返しとかなくて、
そのままいい感じで終わったんです。

しかも、
写真を見せて相談してた時なんて、

私の髪が強烈に直毛なのを考慮してくれて、
「この写真だとサイドの刈りあげてる部分がかなり短いけど、
あなたの直毛だとここまで短くすると毛がおったっちゃって、
パーマの部分と違和感出ると思うから、
少しだけ長めに残すわよ」

的な提案まで。



おいおーいわかってんじゃん。


ってなる。

結果、カット、パーマ、シャンプー、コーヒー等
全て申し分なく終了。


合計70€。

日本より安いではないだろうか。

基本チップは払わなくても大丈夫なアイルランドだが、
この日は気分良くなって10€のチップを渡してスキップして帰った。
普通に帰った。



話を戻す。

それから時を経た。

今回は、アイリッシュのお店は止めた。

こちらにいる日本人に切ってもらった。

こちらで暮らしてわかったが、

私の知り合いに限った話だが、
多くのアイルランド在住日本人は、日本人の美容師を探して切ってもらっている人が多い。


いかに日本人が髪の毛を気にしているかがよくわかる。

私が、
「アイリッシュの美容院でカットとパーマしてもらったよ」

なんて話すると、

驚く人7割、

驚きすぎて軽く引いてくる人3割といったペースだった。

「よく外国人に髪切ってもらおうと思ったね」

とかいうセリフを投げつけてくる輩もいる始末。


いやもう個人的に今キレるけど、
お前日本人以外に髪切られるの嫌だったら日本から出てんじゃねーよ言うほどテメーの髪型きまってねーよてかだせーよ気持ちわりーんだよゲイかよ消えろ二度とつら見せんな

って言いたかったけど我慢した。



まぁ私の中で、
「アイルランドの美容院を体験したい!」というミッションは終了したし、
以前行った美容院から遠い場所に引っ越したこともあって、
今回は日本人に切ってもらった。


その日本人というのは、
アイルランドの美容院にいるわけではなく、

所謂フリーランス的な美容師だ。

連絡をとり、

・その人の家で切ってもらうか
・出張で自分の家に来てもらうか

を選択し、切ってもらう。

要は、店舗を持っていない、流浪の美容師。

この考え方、日本ではまず聞かないが、
わりとヨーロッパ系では多いらしい。


まぁ、習い事系の、自宅レッスン、出張レッスンなんてものは日本でもありふれているが、
その「美容院」版だ。



目の付け所がいい。
(特に税金面でも)


しかもとにかく髪の毛を気にする日本人だ。


「日本で美容師をしていました」
なんて人に切ってもらえるとあれば、皆とびつくわけだ。


芸は身を助けるというが、
ホントに、美容師経験ある人は、
海外で食い扶持探すときはフリーランスの美容師になることをおすすめしたい。



その美容師の見つけ方だが、

MixBというサイトを使えば軽く出てくる。
海外に住む日本人たちの情報交換サイトだ。

色々な国のMixBがあるので、アイルランド版で探す。
(このサイトはそこそこ便利)



私もとある方に連絡して切ってもらったのが先日。



笑ったのが、

自宅で切ってもらうから、
頭洗う専用の洗面台とかないから、


頭洗う時、




シャワールームで全身洗わなくてはいけないということ。



しかもパーマもするから、


系二回、


全身でシャワーを浴びた。


もう体ホッカホカ。


肝心の腕は、申し分なくて、またお願いしたいところ。
まぁやっぱり日本語で説明できますしね。



今度は、美容院ではなく、

アイルランドの一般的な「床屋」にも触れたい。

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